太陽がいっぱい 1959年
ルネ・クレマン監督
物語
貧しい家庭に育ったアメリカ人青年トムは、息子のフィリップを帰国させてほしいとフィリップの父親から依頼されイタリアへと向かう。美しい恋人マルジュも手にした富豪の息子フィリップは親の金で遊び回り、全くアメリカに戻る気はなかった。一方、彼から邪険に扱われるトムの心に、やがて小さな殺意が芽生え……。
アラン・ドロンは、まだ20代でギラギラした魅力に溢れています。ニーノ・ロータの音楽もかっこよく、最高のサスペンス映画です。
トムはフィリップを殺害してマルジュを我が物にします。映画では明確にされませんが、トムとフィリップは同性愛の関係にあったというのが定説のようです。(そういえば、暗示させるようなシーンもありました。)享楽的、退廃的な雰囲気もこの映画の魅力かもしれません。
印象的なラストシーンでした。
※今年58本目の映画鑑賞