巴里のアメリカ人 1952年
物語
パリで画家修業を続けるジェリーが、歌手のアンリと友情を結ぶ。やがてジェリーは、リズという美しい娘と出会い、恋に落ちてしまう。しかし、リズがアンリの婚約者であると知ったジェリーは、いさぎよくリズのことをあきらめるが……。
ジェリーとアンリがリズを巡って三角関係になってしまいます。ジェリーにはパトロンのミロという女性もいて恋愛模様は複雑です。
ダンスが中心の映画でドラマはあっさりとしていますが、三角関係は切ないですね。
クライマックスでケリーとキャロンがガーシュウィンの楽曲『パリのアメリカ人』をバックに踊る18分間のダンスシーンは圧巻。
映画全体で118分の内、18分はバランス的には長すぎの感もありますが、もし、このシーンが中途半端だったら「巴里のアメリカ人」は三文芝居です。駄作と傑作は紙一重ですね。
※今年64本目の映画鑑賞