禁じられた遊び 1951年
ルネ・クレマン監督
物語
1940年6月、南仏の田舎。機銃掃射で両親を失い、さまよっていた5歳の少女ポーレットは、少年ミシェルと出会い彼の家に連れていってもらう。ポーレットのために死んだ子犬の墓を作るミシェルから、死んだものはこうやって葬る事を教わったポーレットはミシェルといっしょに次々とお墓造りをしていった……。
名曲「愛のロマンス」と大まかな筋書きは知っていましたが観るのは初めてです。
死をまだ理解できない、幼いポーレットは小さな恋人ミシェルと墓作りの遊びをします。
ルネ・クレマン監督は、戦争で人を殺戮している大人たちは、子どもたちの行為(禁じられた遊び)を責めることができるのか、と反戦を訴えています。
子役たちの演技が素晴らしく、特にポーレットを演じたブリジッド・フォッセーは、当時まだ5歳、奇跡的な演技です。
今更ですが、この映画は名作中の名作ですね。観て良かった。
※今年70本目の映画鑑賞