金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

小説 脱出航路

脱出航路     ジャック・ヒギンズ

物語

第二次大戦末期、祖国ドイツを目指して、ブラジルから老朽帆船が出港する。搭乗者は、ベルガー船長以下29名のドイツ人男女。だが、連合軍の制圧下に置かれた嵐の大西洋は、越えるべくもない鉄壁に等しい。敵艦に砲撃される危険の中、荒波に抗して進む彼らは果たして祖国の土を踏めるのか? 

f:id:tomo2200:20180507223751j:image

3ヶ月かけて読了。一気に読むのは勿体無いのでチビチビ、遅読。

「鷲は舞い降りた」のジャック・ヒギンズの著作。とにかく面白い、冒険小説バンザイ!って感じです。 帆船の航海とパラレルで連合軍、ドイツ軍と複数の登場人物が登場しますが、クライマックスで見事に話が収斂していきます。

「鷲は…」と同様にキャラが立っています。Uボート艦長で、捕虜となるポール・ゲリッケがかっこいい。

ハヤカワはなんで絶版にしたのか?オールタイムベストだと思うよ。

f:id:tomo2200:20180507233041j:image

今年3冊目の小説。映画もいいけど活字もね。