金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

十二人の怒れる男

十二人の怒れる男       1957年

物語

父親殺しの罪に問われた少年の裁判で、陪審員が評決に達するまで一室で議論する様子を描く。

法廷に提出された証拠や証言は被告人である少年に圧倒的に不利なものであり、陪審員の大半は少年の有罪を確信していた。全陪審員一致で有罪になると思われたところ、ただ一人、陪審員8番だけが少年の無罪を主張する。彼は他の陪審員たちに、固定観念に囚われずに証拠の疑わしい点を一つ一つ再検証することを要求する。

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密室劇の金字塔と言われている。舞台は、ほとんど会議室だけだが、まったく退屈しません。

有罪か無罪かの緊張感ある議論が白熱して、やがて、それぞれの陪審員人間性が見えてくる。エンターテーメントでありながらヒューママンドラマとしても、奥の深い作品になっていて、まさに傑作でした。

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※今年72本目の映画鑑賞