金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

駅前団地

駅前団地       1961年

物語

拡張工事が続く東京郊外のマンモス団地。笑いが止まらないのは土地成金の権田孫作(伴淳)。幼友達の外科医・金太郎(森繁)が団地のそばに病院を新築しようと権田に土地を買いに行くと、ブローカー桜井(フランキー)と美人女医の珠代とバッタリ…

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昭和36年に公開された駅前シリーズ第二作。本作からはオリジナル脚本となる。

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映画は「九ちゃんのズンタタッタ」から始まる。坂本九は、まだ20才だけど存在感あるな。

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東京のベッドタウンとして開発が進む「百合ヶ丘」が舞台。なんか貴重なフィルムですね。

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前作「駅前旅館」は井伏鱒二の原作があり、笑いの中にもペーソスがある文芸作品だったけど、本作は喜劇を追求したオリジナル脚本で、時代の雰囲気か、かなりC調な感じ。

前作には及びませんが(前作が良すぎた)、シリーズとなるだけあって、森繁久彌伴淳三郎フランキー堺淡島千景淡路恵子など「駅前」俳優陣はしっかりしていて面白かったです。

※今年93本目の映画観賞。