喜びも悲しみも幾歳月 1957年
木下恵介監督
物語
戦前から戦後まで、灯台守一家の25年にわたる波乱に満ちた生活と愛情を描いた作品。
月並みな表現だけど、心温まる映画。
主題歌「俺ら岬の灯台守は〜」は子供の頃よく耳にしましたが、改めて聞くと歌詞がいいですね。
今見ても良い映画ですが、昭和32年にリアルタイムで観た人は、まさに戦中・戦後の苦労を体験されていて、涙なしには見れなかっただろうと思います。本当に素晴らしい作品です。
木下恵介監督は、黒澤明、小津安二郎、溝口健二などと比べて海外での受賞もなく、地味な感じがしていましたが、実際に見てみるとしっかりとした脚本で立派な映画を作っていたんだな、と感心。
※今年98本目の映画観賞。