地獄の黙示録 1979年
物語
1960年代、戦争下のベトナムで大佐暗殺の特命を受けた大尉が、部下と共に遭遇する狂気と恐怖に満ちた体験を描く。
ヘリ攻撃や慰問シーンは記憶にあるけど、すっかり内容を忘れている。途中で寝たのかも。
今回、劇場ではカットされたシーンを復活させた特別版を鑑賞した。実に、3時間22分の長さで、なかなかの見応え。
戦場でサーフィンを楽しむキルゴア中佐。
I love the smell of napalm in the morning.
キルゴアの「朝のナパームの臭いは格別だ」はアメリカ映画の名セリフベスト100に選ばれている。
主人公ウィラード大尉(マーティン・シーン)。この物語の語り手であり、狂気の戦場を目の当たりにし、次第にカーツ暗殺の任務に疑問を持ち始める。
カーツ大佐(マーロン・ブランド)は、軍のエリートでしたが、命令を無視した独断行動が多く軍上層部からは厄介者扱いをされていた。彼を敵視する軍を裏切りジャングルの奥地で原地人を支配し自らの王国を築く。
戦争の狂気を描いた名作。コッポラならではの映像美が作品に神話性すら与えている。長い映画で見る側にも精神力が必要ですが、特別版がお勧めです。
※今年101本目の映画観賞