二十四の瞳 1954年
木下恵介監督
物語
瀬戸内海に浮かぶ小豆島で12人の生徒たちを教えることになった大石先生。しかし、貧しい村の子供たちは希望通りに進学できず、やがて戦争の嵐に飲み込まれていく…
感動しました。最後の方は涙腺が緩みます。1954年の日本映画で「七人の侍」を押さえて堂々の一位なのも納得です。
美しい自然、美しい唱歌、そして少年少女の純朴さ、また貧困や戦争の恐ろしさなど、日本人が忘れてしまったものが沢山ありました。
戦後10年も経たない時期に作られており、戦前の戦争に巻き込まれていく不安、戦争で夫や子供を失った怒りや悲しみが、生々しく伝わります。 当時、映画を観ていた方々は涙を抑えられなかったと思います。本当に凄い作品です。
※今年103本目の映画観賞