手話で人間と意思疎通できるゴリラの「ココ」が、先週19日に死んだ。46歳だった。
ココは、1000語の手話を覚え、2000語程度の英単語を理解したゴリラで、人類と「会話」した初めての動物です。
優しい性格で、子猫の絵本が気にいり、飼育員に子猫をねだったりしています。子猫をプレゼントすると大変喜びペットとして可愛がりました。その子猫は死んでしまうとココはひどく悲しみ、「猫」「泣く」「さようなら」と「ココ 愛」と伝えたそうです。
興味深い話があります。研究者がココに「ゴリラは死んだらどこに行くの?」と聞いた話です。ココは「心地いい穴の中」と答えたそうです。ゴリラも人間と同じような死生観を持っているようです。
動物の知性という話では、絵を描く像もよく知られています。
僕より上手です…
象の知性については、こんな話も。アフリカで野生動物保護に人生を捧げたローレンス・アンソニーさんの話。ローレンス・アンソニーさんは、多くの象をハンターから保護し、象を絶滅の危機から救いました。
2012年にアンソニー氏が心臓発作で亡くなると間もなく、一年半も姿を見せなかった象の群が、2日間もかけて彼の家にやってきたそうです。どのようにアンソニー氏の死を察知したのかは謎ですが、象が恩人の死を悼み弔いに来たのです。象の知性は計り知れません。
RIP Koko (1971-2018)