お茶漬けの味 1952年
小津安二郎監督
地方出身の商社マンが社長の親友の娘と結婚。やがて中年に差し掛かった夫婦は、感情のすれ違いに直面する。
小津さんの映画はいいな。構図や会話に慣れてくると日曜日の「サザエさん」くらいリラックスできます。
遠慮や体裁のない夫婦の関係を「夫婦はこのお茶漬の味なんだ」とズバリ直球で投げてくる。
小津さんの映画では珍しいストレート勝負でした。変化球で待っていると空振りしてしまいそうです。
姪っ子(津島恵子)カップルはお茶漬けでなくラーメン。
※今年129本目の映画観賞