吾妻ひでお って独特なセンスとユーモア。数々のヒット作がありながらメジャー感がない不思議な漫画家さんです。子供の頃からいろいろな作品を読んでいます。
僕が初めて読んだ作品は「チョッキン」。
お金を貯めることが生き甲斐の守銭奴ファミリーを描いたギャグ漫画。面白かった。
初期の代表作「ふたりと5人」は僕の中では印象は薄いけど、吾妻ひでおの出世作。
SFファンを唸らせたのは「不条理日記」。タイトルの通り、不条理なギャグだ。これは神漫画でしたね。
美少女キャラが受けて人気だった時代。アニメ化までされた。ヒロイン以外は変わらないですね。
突然出版された「失踪日記」は驚いた。鬱とアル中から失踪してホームレスをした実話を描いたもの。悲惨な生活だがユーモラスな視点で描かれている。
最近はカオスノートとか、肩の力の抜けたような作品が多い。SFとかシュールとか不条理日記に近いかな。
吾妻ひでおさんは、食道癌で闘病中のようです。病気を克服して、まだまだ作品発表して欲しいです。
おしまい
追記
吾妻ひでおさん、2019年10月13日に亡くなりました。69歳でした。残念です。
亡くなる直前はツイッターで飼っていたオタマジャクシの写真をアップしていましたが、これがカオスな状態になってしまい…作風が出ていましたね。
謹んでご冥福をお祈りします。