放射能除去装置 コスモクリーナー D
宇宙戦艦ヤマトが14万8000光年の旅をしてイスカンダルへ行ったのは、コスモクリーナーを手に入れて放射能で汚染された地球を救う為でした。
現実世界。2018年、地球は放射能ではなく二酸化炭素に覆われ温暖化が進み、人類は絶滅の危機に瀕していた。
氷山は崩壊、北極圏の氷は溶けて消滅しかけている。
世界中で、山火事や豪雨など異常気象による災害が頻繁。
信じられない気温上昇が発生。人類は生存圏を地下に求めるしかないのか…
地球の滅亡まであと何日?人類を救うコスモクリーナーはないのか?
あった! イスカンダルではなくてカナダに。
カナダのカーボン・エンジニアリング社は、低コストで二酸化炭素を大気から吸収する新技術を開発した。(2018.6)
二酸化炭素1トンを取り出す費用は100ドル(約1万1000円)以下と、従来の技術の6分の1になるという。
2017年のCo2排出量は推定370億トン。今のコストだと370億トンを空気中から回収するには407兆円かかる。
天文学的な金額だが世界のGDPの5パーセントだ。14万8000光年彼方のイスカンダルへ行くよりは遥かに簡単だと思うのだが…
おしまい。