チョコレートドーナッツ 2012年
トラヴィス・ファイン監督
物語
1979年カリフォルニア、歌手を目指しているショーダンサーのルディと弁護士のポールはゲイカップル。 母親に見捨てられたダウン症の少年マルコと出会った二人は彼を保護し、一緒に暮らすうちに家族のような愛情が芽生えていく。 しかし、ルディとポールがゲイカップルだということで法律と世間の偏見に阻まれ、マルコと引き離されてしまう。
ゲイカップルが育児放棄された子供を育てようとするのだが児童保護局に引き離されてしまいマルコの監護権を法的で争うことになる。ルディ役のアラン・カミングは私生活でもバイセクシャルで演技にも熱が入っていた。
ルディとポールがマルコに愛情を注ぐのと対照的に、実の母親がマルコをネグレクトしているのがやるせない。両親が子供を虐待して死なせてしまう事件も珍しくないご時世、ゲイだから育児不適格と言うのは理不尽に思えた。差別について考えさせられる作品でした。
※今年184本目の映画観賞