金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

キッド

キッド                              1921年

チャールズ・チャップリン監督

物語

ある日、いつもの様に街を散歩していたチャーリーの耳に赤ん坊の泣き声が聞こえてきた。辺りを見回すとまだ生まれたばかりの赤ん坊が街頭に捨てられている。どうしたものかと抱き上げた彼の目の前に、パトロール中の警官が通りかかった。警官は彼が赤ん坊を捨てにきたと勘違いし、目を光らせている。仕方なく彼は、その赤ん坊を自分のボロ・アパートに連れて帰った。それから5年後--その子はチャーリーの仕事を手伝う程成長していた。

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チャップリンの初の長編映画(1時間程ですが)。喜劇ですがヒューマンドラマで泣かせるところもあり、チャップリンの作家性が良く出ています。

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ジャッキー・クーガンは天才的な演技力で、映画史上初の子役スターになりました。稼いだお金を母親と養父が浪費してしまったことから、子役の資産保護を目的とするクーガン法という法律が作られるきっかけになったそうです。

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チャップリンらしい愛情あふれる作品。50分程度の映画にドラマがぎゅっと詰まっています。喜劇役者としてのチャップリンはもとより、監督としてのチャップリンもすごいなぁ。

※今年213本目の映画鑑賞。