金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

上海バンスキング

上海バンスキング        1984

深作欣二監督

物語

昭和11年の夏。バンドマンの波多野は、ジャズを諦めるという約束で正岡まどかと結婚し、パリへ向かう途中で上海を訪れる。彼の本当の目的は、上海でジャズ三昧の生活を送ることだった。ところが本当に上海から出られなくなる事件が起きてしまい…

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斎藤燐原作による同名ヒット舞台劇の映画化。松坂慶子風間杜夫志穂美悦子、宇崎竜童、平田満らが出演。深作欣二が監督。

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監督や出演者らの顔ぶれで、どうしても、1982年に公開された「蒲田行進曲」にイメージが重なる。序盤こそ喜劇っぼいけど、中盤な日中戦争が始まるあたりから重苦しい。

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松坂慶子志穂美悦子が旬な感じで良かった。

映画のコピーは「ドンパチやるより、ブンチャカやろうよ!」。作品としては終始ドンパチとブンチャカで終わってしまうのが残念。もう少し人間関係や人物の心理描写を丁寧に描いたらいいのにな。

※今年2本目の映画鑑賞