誰がために鐘は鳴る 1943年
サム・ウッド監督
物語
1937年、右翼のフランコ派と人民戦線とが対立するスペイン内乱において人民戦線に身を投じたアメリカ人教授ロバートに、峡谷鉄橋を3日間のうちに爆破する命令が下された。ミッションの過程で、彼は市長の娘で右翼に辱めを受けていたマリアを助け、二人は激しく惹かれ合う…
アーネスト・ヘミングウェイの小説を映画化した作品。ゲイリー・クーパー、イングリッド・バーグマンが主演。
ゲイリー・クーパーとイングリッド・バーグマン、二大スターを起用した、いかにもハリウッドらしいエンタメな作り。プロットは原作に忠実だと思うのだが、戦場でベタベタ何やってんだか、みたいな雰囲気になる。
ヘミングウェイ自身はこの映画を5回観たと言っている。自分のいいたい事が表現されておらず、少し見て映画館を出て、気をとり直して映画館に入るのを5回繰り返したという意味だそうだが…。
ヘミングウェイは一切忘れて、単なる戦争アクション映画だと割り切って観れば許せる映画だ。冒険好きな大学教授が他国の内戦に首を突っ込むお話。インディジョーンズとランボーを足したようなもん。
※今年9本目の映画鑑賞