金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

11人いる!

11人いる!       萩尾望都

物語

名門校・宇宙大学の入学試験最終テスト(最終日程の最後の科目)の会場“外部とのコンタクトが不可能な宇宙船”を舞台に、宇宙のさまざまな国からやって来た11人の受験生が、疑心暗鬼のなかで反目しつつ、信頼関係を築き合いながら友情や恋を培い、非常事態を乗り越えようとするさまを描く。

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言わずと知れた萩尾望都さんの名作「11人いる!」。「別冊少女コミック」1975年9月号から11月号に連載され、1976年には第21回小学館漫画賞少年少女部門を受賞した。当時、少女漫画誌での本格SF作品は珍しく衝撃的だったそうです。

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昔、読んだことがありますが、かなり内容を忘れていました。久々に読み直しました。

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「11人いる!」は120頁程度の作品ですが、緻密な設定で伏線なんかも見事ですね。最近の漫画にはない密度を感じました。

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「続・11人いる! 東の地平 西の永遠」は前作で登場した王さま(バセスカ)の星で起こるクーデターと戦争を描いたSFファンタジー。これも世界観とかストーリー展開が凄い。

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萩尾望都さん。手塚さんが漫画の神様なら、萩尾さんは漫画の女神ですね。後光✨が見えてきた…。

※今年の漫画読書 2冊目