ハリーの災難 1955年
物語
紅葉の季節を迎えたバーモント州のある小さな村。森の中でハリーという男の死体が見つかる。 自分が殺したのだと思い込んでしまった面々が、入れかわり立ちかわり死体を埋めたり掘り返したりと、こっけいな行動を繰り返していく…
ハリーはいきなり死体で登場します。この死体を巡り、関係する男女4人が繰り広げるコメディです。
特筆すべきは「アパートの鍵貸します」のシャーリー・マクレーンのデビュー作ということかな。コケティッシュな魅力が出ています。
そう、ヒチコックはイギリス出身の監督なんです。この映画の皮肉が効いたブラックな笑いには英国の香りがします。笑いの好みが違うのでしょうね。米国では批評、興行とも良くなかったが、イギリスやイタリア、フランスではロングランになったそうです。
※今年28本目の映画鑑賞