邂逅(めぐりあい) 1939年
レオ・マッケリー監督
物語
ヨーロッパ行きの船旅で出会ったミッシェルと歌手テリーは恋に落ちる。それぞれ許婚者がいる二人は、半年後に、エンパイアステートビルの展望台で再開を約束するのだが、その日にエンパイアステートビルの足元でテリーは事故に合ってしまう…
邂逅は「かいこう」と読むのですね。原題は”Love Affair” です。この映画は何度もリメイクされメロドラマの名作と評価されています。
アイリーン・ダン、シャルル・ボワイエが主演。アイリーン・ダンは5度もアカデミー主演女優賞にノミネートされた実力派。どことなく気品を感じさせる素敵な女優。
マデイラ島のミシェルの祖母(マリア・オースペンスカヤ)も良かった。脚本的にもミシェルとテリーを結びつける重要な役割だが、夫が亡くなった島で墓を守り、過去を偲びながら暮らす老女という設定自体が泣ける。
綺麗な作品。男女がすれ違いを乗り越えて再開する。そんなシンプルなストーリーですが、シンプルだからこそ美しい。何回もリメイクされるのも納得。感動しました。
※今年49本目の映画鑑賞