LION/ライオン〜25年目のただいま〜 2016年
ガース・デイビス監督
物語
5歳の時に両親とはぐれてしまい、オーストラリア人夫婦に引き取られたサルー・ブライアリーがGoogle Earthを使って本当の家族を探し出す。
第89回アカデミー賞では、作品賞を含む6部門にノミネートされた。オーストラリアの監督であるガース・デイビスの初の長編作品である。
幼少期のサルー(サニー・パワール)がかわいい。迷子になった前半の物語では、浮浪児が多く、児童の人身売買もあるインドの恐い現実が伝わってきた。
育ての母スーを演じるニコール・キッドマン。スーは、孤児の母になることを天命のように思っています。ニコール・キッドマンはスーの愛情や苦悩を上手く表現していました。流石に大女優です。
成人したサルー(デーブ・パテール)がやたらイケメン。本当の母親を探すことが、育ての母親に対する裏切りになるのではないかと悩み苦しむのだが、このイケメンは良くない、葛藤が薄っぺらに感じた。後半のドラマは惜しいな…
↑サルー (本人)。自身の経験を生かして世界中で講演を行うほか、インドで孤児院を営み、インドからオーストラリアへの養子縁組の支援活動を積極的に行っているそうです。
実話。Google Earthを使って探し出したことがネタだけど、それはどうでも良い。25年の時を経た親子の再開に素直に感動した。
※今年57本目の映画鑑賞