朝食、昼食、そして夕食 2013年
ルイス・トサル監督
物語
食事を通して出会い、別れていく人々の姿を描いたドラマ。前夜から飲み明かし、そのまま朝食へと突入した2人の男、夫と息子に朝食を準備する主婦、兄を昼食に誘いながらも関係を隠し通そうとするゲイのカップル、愛しの女性を待ちながら食事を作る男など、さまざまな人々がそれぞれの幸せを求める姿を描く。
原題:18 comidas(18の食事)。朝食、昼食、夕食とそれぞれ6つのエピソードのオムニバス映画。
スペイン料理といえば、パエリア、スパニッシュ・オムレツ、ガスパッチョ、チョリソ、アヒージョ…。
食にまつわる映画を想像していたけど、食事の時間を過ごすカップルや人々の人間模様を描いた作品でした。
印象に残った話は、主婦のソルが昔の恋人のストリートミュージシャンのエドゥを昼食に招く不倫っぽい話。女優さんの演技が良かった。
あと、ゲイのカップルの話かな。こちらはコメディみたいな感じでした。
コラージュのような構成だけど、1日3食の時間の流れでドラマが展開するので解りやすい。
様々な食事のシチュエーションを描くところはジム・ジャームッシュの「コーヒー&シガレッツ」みたいな気もしました。
※今年111本目の映画鑑賞。