金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

スポットライト 世紀のスクープ

スポットライト 世紀のスクープ      2015年
トム・マッカーシー監督
物語
2001年の夏、ボストン・グローブ紙に新しい編集局長のマーティ・バロンが着任する。マイアミからやってきたアウトサイダーのバロンは、地元出身の誰もがタブー視するカトリック教会の権威にひるまず、ある神父による性的虐待事件を詳しく掘り下げる方針を打ち出す。その担当を命じられたのは、独自の極秘調査に基づく特集記事欄〈スポットライト〉を手がける4人の記者たち。彼らは事件の被害者や弁護士らへの地道な取材を積み重ね、大勢の神父が同様の罪を犯しているおぞましい実態と、その背後に教会の隠蔽システムが存在する疑惑を探り当てるのだった…

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第88回アカデミー賞で作品賞、脚本賞を受賞。

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聖職者による児童への性的虐待問題を取り扱ったもので、アメリカでこの問題を最初に取り上げたボスト・グローブ紙の記者たちの活躍を描いた実話。

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教会という権威に立ち向かう記者たちは、まるでアルカポネに立ち向かうアンタッチャッブルという雰囲気で面白い。

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↑実際のゲーガン神父。

このスクープをきっかけに聖職者による児童への性的虐待が世界中で続々と明らかになり、いまやヴァチカンを揺るがす問題になっている。まさに10億人以上のカトリック信者に衝撃を与えた”世紀のスクープ”だったのだ。

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いかんせん、非カトリックの日本人には関心が薄い問題。「へぇ〜、そうなんだ〜」と勉強になります。

※今年120本目の映画鑑賞。