レベッカ 1940年
物語
米国貴婦人の付き人をしている“わたし”は、旅行先でマキシミリアン(マキシム)・デ・ウィンターと出会う。彼は有名な英国の大屋敷“マンダレイ”の主だが、前妻のレベッカを海難事故で亡くして以来、寂しく過ごしているという。その寂しさを癒したのは、他でもないわたしだった。求婚を受けたわたしは、デ・ウィンター夫人となってマンダレイに足を踏み入れる。
ダフニ・デュ・モーリエの「レベッカ」を原作としたヒッチコックの映画作品。 アカデミー賞では11部門にノミネートされ、最優秀作品賞と撮影賞を受賞した。
ヒチコックが渡米してハリウッドで製作した初めての作品。製作はデヴィッド・O・セルズニック。セルズニックは作品にうるさく口出しすることで有名なプロデューサーで、ヒッチコッはアカデミー賞の作品賞受賞に関して「あれは、セルズニックに与えられた」まで言っている。
レベッカづきの使用人で、邸宅を取り仕切るダンヴァース夫人が怖い。映像にはヒチコックらしさが出ているように感じます。
海で溺死したマキシムの前妻レベッカ。彼女の秘密がストーリーを面白くしている。上質なミステリー作品でした。(ネタバレは無し)
※今年121本目の映画鑑賞。