今晩は愛して頂戴ナ 1932年
ルーベン・マムーリアン監督
物語
パリに住む貧乏だが陽気な仕立て屋のモーリスは、公爵の令嬢ジャネット姫に一目惚れしてしまう。身分を隠してジャネットの住む城に入り込み、二人は恋仲になるが…
モーリス・ジュバリエ、ジャネット・マグドナルドの共演。2人は1934年に「メリー・ウィドウ」でも共演する。
ストーリーとマッチした音楽が全編に流れる初めてのシネ・オペレッタ(らしい)。
↑これはオープニング。街の喧騒がラップ音楽のようになってくる。音楽的なアイデアが面白い。
モーリス・ジュバリエがなにげなく口ずさんだ、”Isn't it romantic?”という唄を、いろんな人の口をリレーしながら、最後はヒロインのジャネット・マグドナルドが歌う。このアイデアも面白いな。
貴族のお姫様と一介の仕立て屋が恋をするご気楽で楽しいコメディ。陽気なモーリス・ジュバリエや可愛いらしいジャネット・マグドナルドの魅力がよく出ていて良かった。
※今年138本目の映画鑑賞。