街の灯 1931年
物語
浮浪者のチャーリーは街にいた盲目の花売りの少女に一目惚れする。盲目の少女はなけなしのコインで一輪の花を買ったチャーリーを金持ちの紳士と誤解してしまう。この誤解をきっかけにチャーリーは少女と親しくなり、彼女を助けようと金策に走り回る。
チャップリンの有名な作品です。1931年、世界恐慌の最中に作られた作品です。劇中では浮浪者のチャーリー、家賃が滞りアパートを追い出されそうな花売り娘が出てくる一方で、気まぐれな金持ちの友人(酔っ払っているときだけ)が登場。当時の社会をチクッと風刺しています。
街のモニュメント除幕式で登場。スピーチした政治家をおちょくるようなドタバタ。つかみが上手い。
盲目の少女を演じたヴァージニア・チェリル。この作品以外ではあまり有名でないのですが、なかなかの演技力。盲目の人間の演技が上手い。
久々に観ましたが、何回観てもいい映画だなと思います。ヒューマニスティックでラストが感動的。チャップリンの映画の中では一番好きな作品です。
※今年142本目の映画鑑賞。