読書する女 1988年
ミシェル・ドヴィル監督
物語
大の読書好きのコンスタンスは、空想の世界に入って小説のイメージを作り出すのが得意で、今日も「読書する女」という本を読んで、自分と同じように好奇心の強そうな本の朗読を職業とする主人公マリーの世界にのめり込んでゆく。
1988年公開のフランス映画。モントリオール世界映画祭グランプリ、ルイ・デリュック賞を受賞する。
本の出張朗読を始めたマリーのお客様は、半身不随の少年、デュメニル将軍の未亡人、親が忙しい少女、離婚して一年以上たつ欲求不満の中年社長と、一癖も二癖もある人ばかり。
朗読の仕事が、エッチな展開になったり、騒動を巻き起こしたり、というコメディ。
マリー役のミウ・ミウはフランスのセザール賞で主演女優賞に9回もノミネートされる女優さん。コミカルにエロ発揮していました。
お客さんから、次のお客さんへと、マリーがパリの街を歩くシーンが必ず入る。ショート・コントのつなぎみたいな働きをするのだか、このシーンはなかなかオシャレな感じでいい。軽妙なテンポの映画で観やすかった。
※今年163本目の映画鑑賞。