ホームレス中学生 2008年
古厩智之監督
物語
1学期の終業式を終え、帰宅した中学2年生の裕は、家の玄関に差し押さえの札が貼られ、自分たちの荷物が外に出された自宅の信じられない光景を目にすることに。帰ってきた兄や姉とともに途方に暮れる裕だったが、そこに現れた父は「解散!」の一言を言い残し、立ち去ってしまう。
200万部を超えるベストセラーとなった、お笑いコンビ「麒麟」の田村裕の自伝小説の映画化作品。
麒麟は知っていましたが、このエピソードは初めて知りました。ベストセラーで、映画だけでなくテレビドラマ化もされたようですが完全にスルーしました。世間ではオワコンですね。
「はい、解散!」で、家族がバラバラに。
で、公園のウンコ型滑り台「まきふん」でホームレスをすることに。どこまでが事実で、どこからがネタか分からないですが、サバイバルな感じで面白い。
いろいろな人や行政の世話で、なんとか兄や姉と三人で暮らすようになる。後半は人情味のある話でなかなかよかった。
ベストセラーになっただけあって、興味深い内容でした。古厩智之監督の職人的な演出もいいですね。
※今年179本目の映画観賞。