金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

ギルティ

ギルティ                       2018年

グスタフ・モーラー監督

物語

物語緊急通報指令室のオペレーターであるアスガー・ホルムは、ある事件をきっかけに警察官としての一線を退き、交通事故による緊急搬送を遠隔手配するなど、些細な事件に応対する日々が続いていた。そんなある日、一本の通報を受ける。それは今まさに誘拐されているという女性自身からの通報だった。彼に与えられた事件解決の手段は”電話”だけ。車の発車音、女性の怯える声、犯人の息遣い・・・。
微かに聞こえる音だけを手がかりに、“見えない”事件を解決することはできるのか。

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電話からの声と音だけで誘拐事件を解決するという、シンプルながらも予測不可能な展開で注目され、第34回サンダンス映画祭で観客賞を受賞するなど話題を呼んだデンマーク製の異色サスペンス。

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役者は主人公と同僚、その他は電話越しの声だけ。カメラは緊急通報指令室から出ることはない。絵的には全く面白くないが、観客の想像力を最大限に利用した演出に唸らされる。
声だけとはいえ緊迫感のある展開、アイデア勝負で、なかなか面白かったです。

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しかし絵がつまらない。映画館で観るより、むしろ一人密室で鑑賞した方がいいです。

※今年187本目の映画観賞

(DVD発売・レンタルは2019.10.16)