ウォーターボーイズ 2001年
矢口史靖 監督
物語
無気力な日々を過ごしていた高校生の鈴木たちは、新任女教師の色気に乗せられて、男たちのシンクロナイズド・スイミングをやらされる羽目になる。彼らは秋の文化祭に向け、夏休みにイルカの調教師から猛特訓を受けるのだが…
矢口史靖監督をメジャーにした作品。劇場公開から徐々に口コミと地方キャンペーンで話題となりロングランとなる。第25回日本アカデミー賞では優秀作品賞に選ばれた。
当時まだ無名だった妻夫木聡、玉木宏など、ウォーターボーイズを演じる5人は演技ではない本物の若さが出ている。
竹中直人の怪演や眞鍋かをりのお色気、脇役陣もにぎやかでよかった。
無気力な学生が成り行きで始めた部活に嵌っていくパターンは、後に発表するスウィングガールズ(2004年)と同じパターン。骨太な脚本とテンポ良く繰り出す笑い。よく出来た脚本です。どちらの作品も、出演者が厳しい練習をして実演しているリアルさが感動。青春映画の名作です。
※今年214本目の映画鑑賞。