許されざる者 1992年
物語
1870年代の米ワイオミング。かつては無法者として悪名を轟かせたウィリアム・マニーだったが、今は若い妻に先立たれ、2人の幼い子どもとともに貧しい農夫として静かに暮らしていた。そこに若いガンマン、キッドが立ち寄り、賞金稼ぎの話を持ちかける。
クリント・イーストウッド監督、主演。ジーン・ハックマン、モーガン・フリーマンが共演した。アカデミー賞受賞で作品賞、監督賞など4部門で受賞。
かつては残酷なガンマンと知られたマニーに若いガンマン、キッドが賞金稼ぎの話を持ちかける。今は堅気な生活を送っていたマニーは、一旦は断るのだが、子供たちの将来のために金が必要だった彼はこの話に乗り、キッドを追いかけることにした
マーニーは昔の相棒ネッド、キッドと共に賞金稼ぎへと向かう。
保安官ビル(ジーン・ハックマン)は、賞金稼ぎの話を聞きつけて町に訪れるガンマンらを捕まえて叩きのめしていた。
保安官らに追われながらも、マーニーらは賞金首のカウボーイを狙うのだが…
銃を構えていない保安官を撃ち殺す、正義も悪もない西部劇。公開時には「イーストウッドが西部劇を殺した」と言われたそうだ。クリント・イーストウッドの映画に出てくる人物は社会的な正義ではなく自己の信念に生きる人物だ。それこそが「アメリカの正義」なのだろう、この映画は脚本も演技も素晴らしい。傑作です。👏
※今年219本目の映画鑑賞。