マルタのやさしい刺繍 2006年
監督 ベティナ・オベルリ 監督
物語
スイスの小さな村トループに住むマルタは、夫に先立たれ、元気もなく毎日をただ何となく過ごしていた。そんなマルタを心配する友人たちは、 “自分の店を持つ”という彼女の長年の夢を応援するが、マルタの開きたい店とは、なんと“ランジェリー・ショップ”だった。伝統的で保守的な小さな村の人々はマルタの計画に驚き、中には軽蔑する人も出てくるが……
スイス気鋭の女性監督ベティナ・オベルリによる作品で、2006年度スイス観客動員数第1位となる。
原題の”DIE HERBSTZEITLOSEN“はコルチカム というイヌサフラン科の花。秋に咲く花で花言葉は「華やかな青春」。
勇気があれば、何歳からでも、夢を追ったり、新しいことにチャレンジできる。そんなメッセージの作品。
ランジェリーを破廉恥と考える保守的な田舎の村で、自治会のリーダー、牧師の息子までがマルタを非難しますが、仲間らの支援で夢が実現していき、村人の考え方も変わっていきます。
おばあちゃんたちがチャーミング。心温まるストーリー。素敵な映画でした。
※今年235本目の映画鑑賞。