仁義なき戦い 1973年
深作欣二監督
物語
復員兵の広能は、当時まだ小さかった山守組の身内となり、敵対する土居組組長を暗殺するが、途端に山守組長から邪魔もの扱いされて自首せざるをえなくなる。その後勢力を拡大していく山守組内部で、坂井ら主流派と有田ら反主流派の内部紛争が始まっていく。やがて仮出所した広能は、山守組長から紛争に勝利した坂井の暗殺を促されるが…
ヤクザ映画の元祖。 戦後広島のヤクザ抗争の渦中の人物であった美能組元組長・美能広三の獄中手記を基にした、飯干晃一の小説を原作に深作欣二監督を映画化し大ヒットとなる。
梅宮辰夫さんがお亡くなりました。
菅原文太、松方弘樹ら、この映画で活躍した昭和の名優らが次々と亡くなって寂しいですね。
松方弘樹は当時30才。39才の菅原文太に負けないよう、顔にしわを作る努力をしたとか。
田中邦衛はヤクザ映画には向いていないと思うけど、強面ばかりじゃ退屈だしね。いい味出しています。
ラストシーンいいね。
ヤクザ映画は嫌いなので敬遠していましたが、完全に食わず嫌いでした。混沌とした戦後を生きた男たちの生き様を名優らが熱く演じた傑作でした。
※今年259本目の映画鑑賞。