日々是好日 2018年
大森立嗣監督
物語
母からお茶を習うことを勧められた大学生の典子は気のない返事をしていたが、お茶を習うことに乗り気になったいとこの美智子に誘われるがまま、流されるように茶道教室に通い出す。見たことも聞いたこともない「決まりごと」だらけのお茶の世界に触れた典子は、それから20数年にわたり武田先生の下に通うこととなる。
森下典子による自伝エッセイ「日日是好日-お茶が教えてくれた15のしあわせ」を原作とした、映画。
自伝をもとにした作品で、就職の悩み、失恋、父親との死別などの出来事が、茶道の心とともに語られる。
樹木希林さんは作品の禅的なテーマを”体現”しているような。絶妙なキャスティング。
黒木華さんも役にぴったり。演技も素晴らしい。二十歳から四十過ぎまでの典子を成長を上手く演じていました。
大森立嗣監督の映画は初めて観ました。ライフイベントこそあれ波乱万丈とは言えない自伝と茶道の奥深い世界。難しい作品を映画化したもんだなと感心。やはり樹木希林さんの名演技が良かったです。
※今年9本目の映画鑑賞。