狼たちの午後 1975年
物語
ニューヨーク、猛暑の白昼。銀行に3人組の強盗が押し入る。しかしそのうちのひとりは逃亡。その上、銀行には小額の現金しかなかったことがわかる。犯人のソニーとサルはあっという間に警官隊に包囲され、人質とともに篭城せざるをえなくなる。一方、集まった野次馬たちは犯人を応援するという異常な事態に…
1972年にニューヨークのブルックリン区で発生した銀行強盗事件を題材にした実話もの。アカデミー賞で作品賞ほか6部門にノミネート。フランク・ピアソンが脚本賞を受賞した。
↑犯人の容姿がアル・パチーノに似ていたためパチーノが主演に選ばれたらしいが、彼の熱演が素晴らしい。もし他の俳優だったら、ドつまらない映画になっただろう。
犯人のソニーはベトナム帰還兵。バイ・セクシュアルで女性の妻のほかに、ゲイの彼女がいて犯行の動機はその彼女（男）の性別適合手術の費用を得るためだった。
銀行を取り囲む野次馬には、犯人を応援する人やゲイの権利を訴える人たちが加わって騒然となります。単なる銀行強盗事件以上の反響があったみたいですね。（下はリアル）
アル・パチーノだけでなく相棒のジョン・カザールもいい味出していたね。
アル・パチーノの真に迫った演技が最高でした。
※今年21本目の映画鑑賞。
