若草物語 1949年
マービン・ルロイ監督
物語
南北戦争時代のマサチューセッツ州コンコードの町に住むマーチ一家の母と4人の姉妹。信仰深くおだやかな長女メグ、活発で作家志望の次女ジョー、はにかみやで音楽ずきな三女ベス、おしゃまで絵が上手なエーミー。従軍牧師として戦場に出かけた父の留守中、それぞれ性格の異なる姉妹たちが、やさしい母を中心に、喜びも悲しみも共にわかち合い成長していく。
ルイザ・メイ・オルコットの自伝的要素を持つ不朽の名作小説、その二度目の映画化作品で初のカラー作品。主演は本作やグレン・ミラー物語で知られたジューン・アリソン、四姉妹の一人エイミー役にエリザベス・テイラーが出演している。
子供向け(少女向け)の物語と思っていましたが、作家を志望し結婚より自立を選択するジョーの悩み、妹ベスの早逝など、なかなか深い作品でした。
MGM社創立25周年記念作品として製作されだけあって抜かりない映画です。子供はもちろん大人が見ても楽しめます。いい映画でした。
(余談)
ベスは”しょうこう熱”に罹り亡くなってしまいます。現代では治る病です。今、世界中がコロナに恐怖していますが、19世紀には死に至る病気がたくさんあったのですね。この時代の人から見たら騒ぎ過ぎなのかもしれません。
※今年32本目の映画鑑賞。