華氏119 2018年
マイケル・ムーア監督
内容
「119」はドナルド・トランプが第45代大統領が当選を確実とし勝利宣言をした「2016年11月9日」を意味している。アメリカの特殊な選挙制度や現在の経済状況、トランプを当選させたアメリカ社会に対し鋭く切り込んだドキュメンタリー作品。
トランプ大統領を戦前のドイツのヒトラーの台頭に重ねて批判しているが、トランプ政権を誕生させた民主党政権の保守化も厳しく批判していて、頼りにならない議員をよそに、立ちあがる学生や女性などが紹介されていた。
共和党も民主党も批判したせいか、興行的には振るわなかったみたいですね。
アメリカは不平等で不公平な社会ですね。人種や宗教の問題もあって複雑で根深い。大統領選挙は「天下分け目の戦」ですかね。
日本はなんだかんだ言って均質な社会、社会の分断や対立はアメリカほど深刻ではない。まあ幸せな国とも言えますが、その分、ダイナミックな変化が起きにくいのかもしれませんね。
※今年34本目の映画鑑賞。