カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

カラスの親指 by rule of CROW’s thumb  2012年

伊藤匡史監督

物語

ベテラン詐欺師のタケと、どこかマヌケな相棒のテツ。ある日、ひょんなことから、まひろという少女と知り合ったのをきっかけに、二人は彼女と姉のやひろ、その恋人の貫太郎と共同生活を送るハメになってしまう。全員が不幸な生い立ちを背負っていたこともあり、彼らは次第に奇妙な絆を育んでいく。そんな中、タケが過去に自分が引き起こした事件が深く関わった大勝負に挑むことになる。テツやまひろたちも一致団結し、一大詐欺作戦が動き出すが……

直木賞に輝いた作家、道尾秀介の小説を実写化。タイトルの「カラス」とは「詐欺師」を意味する。

主演は阿部寛と村上ショージ。阿部寛はいい俳優ですね、映画が締まります。村上ショージは意外ながら役に合っていました。ナイスなキャスティング。

ヒロイン姉妹は、石原さとみ、能年玲奈。

能年玲奈はまだ新人。「あまちゃん」でブレイクする前ですが凄い存在感。

痛快なコンゲームを期待すると肩透かしを食った気分になるかも。”トリック”のあるミステリー作品です。

ストーリーも面白いが、なにより阿部寛らの好演が印象的でした。

※今年36本目の映画鑑賞。