TENET テネット 2020年
物語
CIAの特殊部隊員として、ウクライナのオペラハウスで起きたテロの鎮圧作戦に参加していた主人公は、未来から来た敵と戦い、起こるべき第三次世界大戦から世界を救うというミッションを与えられるのでした。 そして彼はある研究所で時間逆行装置と「時間を逆行する弾丸」の存在を知り、弾丸の出どころを探ることになる…
「インセプション」「インターステラー」など難解な世界観で知られる鬼才クリストファー・ノーラン監督が昨年公開した時間逆行SFタイムサスペンス。
逆行する時間…興味深いアイデアですが、因果律が反転するコンセプトが難解。
映画の中で、研究者がエントロピーの法則による時間反転の可能性を説明するシーンがありましたが分からない。主人公に「考えるな、感じろ。」と釘を刺していました。(^_^;)
ストーリーは007のようなスパイ映画の展開で進みます。事件の真相に探るなか、美女が出てきて、アクションがあって、敵と対決して野望を打ち砕く…。あまり難解、難解と言われたくなかったのでしょうね。
そう言えば、本家007でジェームズ・ボンドのキャストを黒人にする噂がありましたが、先取りした感じですかね。主人公役のジョン・デヴィッド・ワシントンはあのデンゼル・ワシントンの息子さんだそうです。かっこいいー。
悪役セイター。ロシアの武器商人で時を逆行する装置を持つ。役を演じたケネス・ブラナーはシェイクスピア俳優。迫力があります。
クリストファー・ノーラン監督の独特な作品コンセプトや映像表現が面白かったです。
ストーリーの方ですが、主人公らの活躍で現在世界の破滅は避けらたようですが、結果として未来世界がどうなるかは語らず終わり未消化感が残ります。もしかしたら続編があるのでしょうかね。
※今年4本目の映画鑑賞。