金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

アバウト・シュミット

アバウト・シュミット   2002年

アレクサンダー・ペイン監督

物語

保険会社で働いていたウォーレン・シュミットは定年退職を迎えた。66歳。退職後の生活に馴染めないウォーレンは、アフリカの子供たちを援助するプログラムを知り、6歳の少年の養父になって彼に手紙を書くようになる。そんなある日、妻ヘレンが急死する。そして葬儀の準備に追われるシュミットのもとへ、愛娘ジーニーが婚約者ランドールを連れて戻ってきたが…

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原作はルイス・ペグリーの同名小説。定年退職をむかえ、第二の人生を前にした男の悲哀をコメディ・タッチに描く。ジャック・ニコルソンがゴールデングローブの主演男優賞を受賞した。

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定年の時刻をオフィスで迎えるシュミット。仕事人間だった彼にとって死を迎えるような瞬間なのでしょうね。アメリカ人って仕事より家庭優先のようなイメージがありますが、こういうタイプの方もいるのですね。

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キャンピング・カーでの食事。奥さんの夢で、シュミットの定年を機にキャンピング・カーで旅行することを計画していて、シュミットは高価なキャンピング・カーも購入しましたが、その奥さんにも先立たれてしまいます。

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一人娘が連れてきた結婚相手は、まともな仕事にも就いていないような男。シュミットは二人の結婚には反対ですが、娘は父の意見を聞こうとしません。

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いい映画でした。ジャック・ニコルソンのユーモア溢れる演技も素晴らしい。ラストシーンが感動的で、余韻に浸るためエンドクレジットを最後で観ました(音楽も素敵です。)

しかしコメディとはいえ、誰にでもくるリタイア問題、身につまされます…。

※今年16本目の映画鑑賞。