穴/HOLES 2003年
アンドリュー・デイヴィス監督
物語
先祖のおじいちゃんがヘマをしたせいで、呪いをかけられ、不幸の家系になってしまったと信じる少年スタンリー。彼はある日、運悪く無実の罪で捕まってしまう。そして、自分の潔白を証明することをあっさり諦め、少年矯正施設行きを受け入れる。しかし、そこは想像を絶する過酷なところだった。...
全米図書賞、ニューベリー賞他受賞をしたルイス・サッカーの児童文学をディズニーが映画化した。監督は「刑事ニコ」「沈黙の戦艦」などのアンドリュー・デイヴィス監督、脚本にルイス・サッカー自身が参加。
曾祖父さんにかけられた呪いのエピソードから代々続くスタンリー家の因果など、伏線の張り方や、スタンリーとゼロの友情などが面白い作品です。
僕は小説の方を先に読んでいましたが、これは"ネタもの"なのでストーリーを知らない方が楽しめるかなと思います。
主人公のスタンリーは、まだ若いシャイア・ラブーフ(後にトランスフォーマーで有名になりますが)。ゼロ役はクレオ・トーマスが演じています。
矯正施設の所長はシガニー・ウィーバーさん。やっぱりワイルドな役が似合うな。
テントの仲間たち。ジグザグ、Xレイやアームピットなど、映画はビジュアルでキャラが伝わりますが、彼らのエピソードが語られないの残念だな。本のいいとこ、映像のいいとこ、一長一短ありますが、どちらも楽しめました。
※今年48本目の映画鑑賞。