ビルマの竪琴 総集編 1956年
市川崑 監督
物語
1945年夏。ビルマ戦線の日本軍はタイ国へと苦難の撤退を続けていた。そんな逃避行の最中、井上小隊長率いる部隊は、みな音楽好きで水島上等兵の弾く竪琴の音に合わせ力強く合唱していた。やがて終戦を知った彼らは投降し、ムドンに護送されることになったが、水島だけは未だ抵抗を続ける日本軍に降伏を勧めるため隊を離れるのだが……
竹山道雄の児童文学を市川崑監督が映画化。三国連太郎、安井 昌二らが主演。1956年 ヴェネツィア国際映画祭サン・ジョルジョ賞受賞。
小学校の図書館にありましたね…。
戦争が終わったあともビルマに残り僧になった兵隊さんの話くらいの知識はあったのですが、なんか退屈そうな感じでスルーしてました。今回、初めて作品に触れました。
で、感動しました! 観て良かった。危うく、一生見逃すとこだった💦
物語自体も感動的ですが、市川崑監督の映像の力が凄いですね。イメージが鮮明で観る者の心に訴えてくるようです。巨匠と呼ばれる理由が分かった気がします。
部隊の仲間と別れるシーンも感動しました。
ビルマの土はあかい…、この地で亡くなった兵士の血をイメージさせます。
終戦を戦地で迎えた兵士たちの苦労、戦地で散った兵士たちの無念さ。戦争の無益さや平和のありがたさなど、たくさんの想いが伝わりました。合掌したくなる名画です。🙏
※今年70本目の映画鑑賞。