物語
修学旅行の帰途、突如発生した大地震により、主人公青木輝(テル)らの乗車していた新幹線は浜松付近のトンネルで脱線事故を起こしてしまう。出入り口は崩壊し、外界と完全に遮断されたトンネル内で、3人の生存者、テル、アコ、ノブオは救助の可能性に望みをかけて絶望的な状況を生きのびる術を模索する。
週刊ヤングマガジンに1994年 - 1999年に連載。
1997年、第21回講談社漫画賞一般部門受賞。累計発行部数650万部を記録。単行本全10巻。
漫画は小説と同じく自分のスピードで読み進める楽しみがあっていいですね。漫画アプリでコツコツと読んで全10巻を読了。
富士山噴火による大地震が原因と思われる災害に遭遇した主人公らが荒廃した絶望的な状況下で、安否の分からない家族と会うために東京へ向かうサバイバル・ホラー・サスペンス。説明が難しいですが、ざっくり、「漂流教室」と「サバイバル」と「AKIRA」をミックスしたような漫画でした。
龍頭(ドラゴンヘッド)と呼ばれる人間が出てきます。脳手術により恐怖を感じなくなった人間なのですが、彼らドラゴンヘッドを生み出した宗教団体がこの大災害の発生に深く関係していたようです。(と言いながら最後まで、ハッキリした謎解きはありませんが…。)
壮絶なエンディング。伏線とか回収せずに終わりますが、きれいにまとめるよりインパクトがあって良かったかな。
今年の漫画読書 7作品目。