今年観た映画のマイベスト10【海外作品】
勿体ぶらずに1位から紹介!
1.桜桃の味
アッバス・キアロスタミ監督がカンヌ映画祭でパルム・ドールを獲得した作品。この映画は本当に神作品だな。自殺志願の男を主人公にして生きる意味を語る哲学的な映画。深く心に残る映画でした。
2.パピヨン
アンリ・シャリエールの脱獄自伝小説をもとに名脚本家ダルトン・トランボが脚本を書いた。スティーブ・マックイーンとダスティン・ホフマンという二人の名優が共演。傑作!
3.活きる
中国の巨匠チャン・イーモウ監督作品。中国版「喜びも悲しみも幾歳月」というところだが、家族の物語だけでなく、政治に運命を左右された中国人の近代史も描いた大作でした。
4.レヴェナント: 蘇えりし者
イニャリトゥ監督のアカデミー監督賞を2年連続で受賞となる作品。西部開拓時代を舞台にした大スペクタクル映画。とにかく壮絶。ディカプリオの鬼気迫る演技も素晴らしかった。
教職に馴染めず、生徒との向き合い方に迷う若きチップス先生。教職の苦労、喜びや悲しみが伝わる感動作でした。チップス先生の25才から83才までを演じたロバート・ドーナットの演技が素晴らしい。
時系列がバラバラで、すんなり理解できない難解な作品ですが、スタイリッシュな映像と謎めいたシーンが、後からじわじわと来ます。印象的な作品でした。
スペインの名匠ビクトル・エリセ監督の作品。スペインの田舎に起きた現実と幻想の入り混じる物語。作品に漂う、死と静寂、孤絶感は、当時の独裁政権下のスペインを象徴という技法で表現したと言われています。この作品も後からじわじわと来ます。
8.水の中のナイフ
ロマン・ポランスキー監督の長編デビュー作。ヨットという密室を舞台にしたサスペンス作品だがヒチコックのようなテクニックとヌーヴェルヴァーグ的なセンスを感じさせる才気あふれる作品でした。ラストシーンが印象的でした。
9.たちあがる女
アイスランド、ベネディクト・エルリングソン監督の作品。過激な環境活動家を主人公にした作品。コメディーですが、笑ってすまされない環境問題。この時代の問題をユーモラスな語り口で映した良作でした。
10.ブランカとギター弾き
写真家として活躍する長谷井宏紀がイタリア製作映画として手がけた監督デビュー作。監督が写真家だけあって絵が綺麗。子どもたちが実に生き生きとした名演技でした。
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今年もたくさんの名画に出会えました。😊
おしまい