にがい米 1946年
ジュゼッペ・デ・サンティス監督
物語
イタリアの水田地帯にギャングの男女が逃げ込んだ。二人は出稼ぎ農婦の群れに姿を隠すが、そこで一人の女性と出会う。彼女はギャングの男にそそのかされ、米の強奪を図るが......
イタリアの稲作地帯を舞台にしたサスペンス作品。本作でデビューしたシルヴィア・マンガーノは強烈なセックス・アピールで人気スターとなる。
シルヴィア・マンガーノ。ブギウギを踊り脇毛を見せる姿は当時としては強烈で、日本では「原爆女優」と呼ばれたそうです
ギャングの男女を演じたヴィットリオ・ガスマンとドリス・ダウリング。なんか、スタイリッシュ。
映画のカットはムチムチしたイタリア女がお尻を突き出して田植えしたり、泥レスリングになったりする。日本のポスターの「凄まじい肉体迫力‥」という広告はかなりゲスですが、(なぜマンガーノを大きくするw)この作品のコマーシャルなところを言い得てます。
ネオレアリズモ的な雰囲気なのに、ムチムチの通俗的なメロドドラマ。「にがい米」だけに食えない作品でした。m(__)m
※今年1本目の映画鑑賞。