ナイトメア・アリー 2021年
物語
ショービジネスでの成功を夢みる青年スタンは、人間とも獣ともつかない正体不明の生き物を出し物にする怪しげな一座とめぐり合う。そこで読心術を学んだスタンは、人をひきつける才能とカリスマ性を武器に、トップの興行師となる。しかし、その先には思いがけない闇が待ち受けていた…
1946年に出版されたウィリアム・リンゼイ・グレシャムによるノワール小説「ナイトメア・アリー 悪夢小路」が原作。監督は「シェイプ・オブ・ウォーター」でアカデミー賞の作品賞ほか4部門を受賞したギレルモ・デル・トロ。
3月25日からロードショーで早速、劇場へ観に行きました。ギレルモ・デル・トロ監督が手がけたノワール作品。
獣人(ギーク)ショーから始まり、読心術や感電ショーなど奇怪な旅の一座など、舞台セットや美術が素晴らしく、物語の世界に引き込まれて行きます。主人公の青年スタンは暗い過去があるようなのですが、この一座の中で才能を開花させます。
後半は、一座を飛び出したスタンとモリーの二年後の話になります。本当の意味でのドラマはここから。ネタバレなし。
本作は1947年に映画化されています。半魚人の映画をリメイクした「シェイプ・オブ・ウォーター」もそうですが、過去の作品を新しく生まれ変わらせるギレルモ・デル・トロ監督の技が凄い。
※今年9本目の映画鑑賞