ライトハウス 2019年
ロバート・エガース監督
物語
1890年代、ニューイングランドの孤島に二人の灯台守がやって来る。彼らにはこれから四週間に渡って、灯台と島の管理を行う仕事が任されていた。だが、年かさのベテラン、トーマス・ウェイクと未経験の若者イーフレイム・ウィンズローは、そりが合わずに初日から衝突を繰り返す。険悪な雰囲気の中、やってきた嵐のせいで二人は島に閉じ込められてしまう……
ホラー映画「ウィッチ」のロバート・エガース監督が、絶海の孤島を舞台に、2人の灯台守の間で展開する息詰まるスリラー。出演はロバート・パティンソンとウィレム・デフォーなど。
モノクロ。画面も、1:1.19と意図して狭いアスペクトで作られている。映画の開始から繰り返す不気味な霧笛音が印象的。
現実と狂気が交錯するホラー作品。グロシーンも結構ありますが、モノクロにすることでグロ感は抑えられて内面の狂気が際立ちます。作品にはいくつかの神話的なモチーフが取り込まれていてスピリチュアルな奥行きがあります。
一度観たら一生忘れられなくなるようなインパクト。ホラー系は苦手ですが、凄い作品でした。
※今年19本目の映画鑑賞。