自虐の詩 2007年
堤 幸彦監督
物語
幼い頃から不幸ばかりに見舞われ、貧乏な暮らしを強いられてきた幸江。そんな彼女には、無職でギャンブル好きの内縁の夫・イサオがいた。気性が荒く、機嫌を損ねるとすぐにちゃぶ台をひっくり返すイサオ。それでも幸江は、彼への愛を貫こうとする。
業田良家による日本の4コマ漫画を原作とした映画。中谷美紀、阿部寛のW主演。
原作は泣ける4コマ漫画として有名な作品だそうです。連載は1985年から1990年なので30年以上前の作品ですが、最近、本漫画を読み、実写映画もあると知り鑑賞しました。
映画は2007年に公開されたものですが、幸江の幼少期の舞台として気仙沼がロケされていて、震災以前の景色がフィルムに残されていて、作品に関係ないが悲しい。
阿部寛の演じるイサオは変に芝居がかっていて下手くそ。(漫画キャラを演じるのは実は難しい)若い頃のマトリックス・イサオは酷い…
中谷美紀の演技は良かったけど、美人なので薄幸感が足りないかな。中学生の幸江を演じた岡珠希は少し暗そうで良かった。
海辺のラストや友人との再開とラストは感動的にまとめてきます。ドタバタした前半とチグハグな印象ですが、"ラストだけ"、いい映画を観た気になります。
※今年24本目の映画鑑賞。