メリー・ポピンズ 1964年
ロバート・スティーヴンソン監督(実写)ハミルトン・S・ラスク監督 (アニメ)
物語
ロンドンに住むバンクス氏は、娘ジェーンと息子マイケルのために“厳しい乳母”を捜していました。ところが、“優しくて若くて美人で親切”な乳母を求める子供たちの願いが届き、ある朝、パラソルを開いた女性が東風に乗って現れます。その名はメリー・ポピンズ。彼女がやって来た途端、子供たちは大喜び。大道芸人のバートと美しい絵の国で遊んだり、空中に浮いたままお茶会を楽しんだり…。しかし、いつも気難しいバンクス氏は、メリー・ポピンズをよく思っていません。はたして、メリー・ポピンズは、バンクス氏の心を見事にほぐすことができるのでしょうか?
イギリスのパメラ・トラバースの児童文学の原作をディズニーが制作したミュージカル映画。アカデミー賞では、作品賞を含む13部門にノミネートされ、アンドリュースの主演女優賞、編集賞、作曲賞、視覚効果賞、「チム・チム・チェリー」の歌曲賞の5部門を受賞した。
「チムチムニィ チムチムニィ チムチムチェリー わたしは煙突掃除屋さん♪」映画は初めて観ましたが、なんとなく見覚えのあるシーンがあり、きっと、子どもの頃にテレビで観ているのかもしれません。
ジュリー・アンドリュースさんのコミカルな演技、笑顔と美声が最高。楽曲も歌も素晴らしい。彼女はこの作品でアカデミー主演女優賞を受賞。翌年の「サウンド・オブ・ミュージック」でもアカデミー主演女優賞にノミネートされます。世紀のミュージカル女優です。
アニメと実写の融合が見事でした。ディズニーらしい完璧主義。俳優の視線、アニメの動きがピッタリと合っています。
子供向けの映画かと思ったら、仕事ばかりの父親へ向けたメッセージもあるのですね。傑作と呼ぶのが相応しい素晴らしい映画でした。
※今年44本目の映画鑑賞。