金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

すずめの戸締まり

すずめの戸締まり   2022年

新海誠監督

物語

九州の静かな町で生活している17歳の岩戸鈴芽は、”扉”を探しているという青年、宗像草太に出会う。草太の後を追って山中の廃虚にたどり着いた鈴芽は、そこにあった古い扉に手を伸ばす。やがて、日本各地で扉が開き始めるが、それらの扉は向こう側から災いをもたらすのだという。鈴芽は、災いの元となる扉を閉めるために旅立つ。

f:id:tomo2200:20221119180259j:image

「君の名は」「天気の子」の新海誠監督の最新作。11/11公開。3.11大震災の正面から描いた内容。

f:id:tomo2200:20221119181936j:imagef:id:tomo2200:20221119181944j:image

鈴芽と草太の出会い。出だしが早く、テンポの良い映画です。キャラクターも分かりやすい。

f:id:tomo2200:20221119182036j:imagef:id:tomo2200:20221119182539j:image

ダイジンと椅子にされた草太。大震災で失われた生命がテーマで重くなりがちなてすが、アニメらしい演出で暗くならないよう計算されてます。

f:id:tomo2200:20221119182008j:imagef:id:tomo2200:20221119192815j:imagef:id:tomo2200:20221119192827j:image

アニメ初のロードムービーに驚きました。ジブリなら「おもひでぽろぽろ」とか、新海監督の他の作品でもロケーションの移動はあるけど、九州から四国、神戸、東京、そして福島へと移動する本格的なロードムービーは斬新でした。旅の途中で出会う人々も素敵で良かったです。

f:id:tomo2200:20221119184210j:image

巨匠 宮崎駿超えを予感させる新海誠監督。アニメの技術はもちろんですが、本作では宮崎駿とは違う作家性も見えてきたような気がします。次回作品も楽しみ。

※今年64本目の映画鑑賞。